なにわ男子の高橋恭平が出演した昨年放送のドラマ「マイホームヒーロー」(TBS系)の映画が、今年3月8日に公開される。高橋が演じたのは、半グレ組織のメンバー。なにわ男子のパブリックイメージと真逆のバイオレンスに満ちた役柄だ。
グループでの高橋はビジュアル担当。14歳で旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所した。きっかけは、バスケットボール部からの引退だった。小中学生のころはバスケと野球、サッカーと水泳をやっていた。クラブ活動や町のチームに所属するなどさまざまで、時間の大半を授業とスポーツに費やしていた。
ところが、中3でバスケを引退。虚無感に包まれた弟を見かねた姉が、「何かをさせないと」と思いジャニーズへ履歴書を送った。オーディション前日に知らされた高橋は「無理や、絶対行かへんで」と拒んだが、強引に連れて行かれた。
ジャニーズアイドルで初めて好きになったのは、Sexy Zoneの佐藤勝利。2人はともに小顔だったため、高橋が関西ジャニーズJr.で活動を始めたころは、「勝利くんに似た子」として覚えてもらえた。エンタメ誌の芸能記者がいう。
「なにわメンバーの道枝駿佑、長尾謙杜と同期入所ですが、道枝は高橋を初めて見たとき、『勝利くんや』と思ったほど激似だったそうです。そこに関係者が目を付けて、東西のJr.勢が集まるバラエティ『まいど!ジャーニィ〜』(BSフジ)で、2人を共演させました。セクゾのデビュー曲『Sexy Zone』でメンバーは赤いバラを持っていましたが、そのパロディで『まいジャニ』で高橋さんも赤いバラを持たされました」
入所4年後にグループが誕生して、その4年後の22年に待望のCDデビュー。佐藤は高橋を応援し、「『初心LOVE』(デビュー曲)では高橋のパートがいちばん好き」と褒めてくれるという。
「2人は、グループの垣根を超えてゲームをするだけのYouTubeチャンネル『放課後 GAMING LIFE』でプライベートさながらでゲームを楽しんでいます。親密度は年々増していますよ」(前出・芸能記者)
ただ、高橋にとって佐藤は先輩であり、越えなければならない壁かもしれない。
(北村ともこ)