山川穂高の人的補償としてソフトバンクから西武に移籍した甲斐野央が、2月1日に会見を開くことがわかった。1月19日に日本野球機構から公示され背番号は「34」に決まった。
甲斐野の移籍をめぐっては当初、西武側がチーム最年長の和田毅を獲得する方針を固めたと一部で報じられ、両チームのファンが大論争。「週刊文春」によれば、ソフトバンクの王貞治球団会長が「西武側が情報を流したのでは」と話したことで、事態がより深刻化している。球界関係者が言う。
「甲斐野にとっては寝耳に水の話で、1月末には九州でのトークショーが決まっていたほど。会見では移籍の経緯に触れざるをえない中で、どこまで自分自身の心境を語るのかに関心が集まっています。仮に甲斐野がソフトバンクに対する宣戦布告のような発言が出れば、さらに事態は悪化する。それを球団としてどこまで止めるか。シーズンに入れば、山川へのブーイングやバッシングはさらに大きくなるのは、もはや避けられないでしょう」
他球団がキャンプインする中、西武は緊縮財政も響いて、今年も宮崎・南郷でのキャンプインは2月6日にずれ込む。他球団とは違った意味で目立つ1日となりそうである。