強制性交の疑いで書類送検され、3軍で塩漬け状態にされている西武・山川穂高内野手の1軍復帰が現実味を帯びてきた。
山川は5月23日に書類送検され約2カ月が経つが、月内にも起訴か不起訴の判断が下される可能性が高まってきた。放送関係者の話では、もし起訴ならばとっくにその判断が下されているといい、検察が不起訴の理由を作り込んでいるという見方が圧倒的だ。
起訴となれば球界を追放されるのではないかと見られていたが、不起訴なら一転、試合復帰もあるという。
スポーツライターが語る。
「山川は現在も3軍でトレーニングを粛々と続け、いつ復帰してもいいように身体を仕上げています。もし不起訴となれば、球団は一方的に解雇する理由がなくなり、早ければ8月中に一軍に復帰となる可能性も出てくる。今回の事件について山川は、一貫して『強制ではない』と主張しており、その意志は揺るぎない。当初は詭弁とみられていましたが、不起訴のお墨付きがつけば一気に道が開ける。あとはファンに受け入れられるかどうかでしょう」
西武は現在、パ・リーグ最下位に沈んでおり、山川が復帰すれば浮上の大きな原動力になることは間違いない。また、試合に出場し今季国内FA権が取得できれば、取り沙汰されていたソフトバンクへの移籍も現実になるかもしれない。
山川の動向に注目が集まっている。
(ケン高田)