サッカー・アジアカップのグループDで2位通過を決めた日本代表は1月31日、決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦する。
3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本は世界ランキング17位。今大会アジア最上位だが、1次リーグでは2回戦で同63位のイラクに1-2で敗れ、まさかの2位通過となった。バーレーン(86位)とは過去8勝2敗。格下相手で順当にいけば勝てそうだが、バーレーンは開催地のカタールの隣国で、日本にとっては完全アウェーになるため楽観視はできない。
30日放送の「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ)に出演した元日本代表・大久保嘉人氏はバーレーン戦について、日本の僅差での勝利を予想していた。
1次リーグでは1回戦のベトナム(94位)戦で4-2、3回戦のインドネシア(146位)戦では3-1と勝利は収めているものの、いずれも予想よりは苦戦を強いられた。
そんな1次リーグを振り返り大久保氏は「得点があまり取れていない。先制点を取った試合(ベトナム、インドネシア戦)はまあまあいい試合をしていますが、失点も多い。アジアのレベルがすごい上がってますから。世界ランキングの順位は全然参考にならない」とコメント。
バーレーンについては「ほかの中東の国よりもすごく激しい印象があります。僕も2敗の中の1試合に出てますけど、ボールをもらうとき怖かった」と話した。
また戦い方への提言は「なにがなんでも先制点を取れ」、キーマンにはFW上田綺世の名前を挙げた大久保氏。
ただ、得点予想は「2-1」で日本の勝利とし、「今までの対戦成績を見たらほとんどが1 点差。そのときよりバーレーンは強くなってますから。先制点を取って2対1で勝つんじゃないかな」と語っていた。
決勝トーナメントは一発勝負で何が起こるかわからないだけに、油断できない相手だ。
(鈴木十朗)