昨年オフに前所属の安楽智大によるパワーハラスメントが大問題になった楽天は1月30日に、沖縄県内でハラスメント講習を開いた。選手、スタッフなど、およそ170人が参加。球団は安楽の一件の後、ハラスメント再発防止策を制定しており、その一環で講習を実施した。球団顧問弁護士が人格否定など、具体的な事例を示しながら講義を行い、みな聞き入っていたという。
一方で、安楽の最近の動向は報じられていないが、とんでもない情報が球界内を駆け巡っている。
「米メジャーリーグのフィリーズが、日本国内でプレーする投手を対象に、トライアウトを実施すると発表しました。2月12日までに随時行われる一次ビデオ審査を通過すれば、その後、東京都内で実施される二次審査が案内されるというもの。ここに『安楽が受験する可能性がある』という見方が強まっているのです。現状で安楽は日本球界はおろか、近隣諸国のプロ野球チームからのオファーも届いておらず、本人が望んでもプレーできない状況です。パワハラに厳しく対処するのは、日本だけでなくなってきているからです」(メジャー関係者)
再起を図るなら己の腕一本でのし上がるしか、もう道は残っていないのかもしれない。