「令和の米騒動」がいまだ物議を醸している中日ドラゴンズ。食事の体制をなんとか整えようとしているのが、選手会長の柳裕也である。今年から選手会長になった柳は、選手の要望をまとめて球団側と折衝する立場に置かれている。
「要望が多いのは、主に施設面の改善ですね。トイレの数を増やせとか、老朽化している室内練習場を新築してくれ、など。球団側がすぐさま受け入れることはありませんが、選手側の総意として伝えるので、重みはあります」(球団関係者)
その中で柳が訴えたのが、ナイター後の食事提供だった。
「独身寮に住む若手や妻帯者は帰宅すれば食事を摂れますが、問題は寮を出た独身選手。他球団ではずいぶん前から事前に希望者を募り、試合後に温かい食事を提供するところが多いのですが、中日はようやく今シーズンから導入することになった。『白米禁止』と大騒ぎになっていますが、他の食事面でも後れを取っていたのです」(前出・球団関係者)
立浪和義監督の指示により、試合前の選手食堂で白米の提供をやめた「米騒動」。一部選手の調子が落ちてきたのは「ご飯の食べ過ぎで動きが鈍ったから」と考えた立浪監督が、他の選手にも米抜きを強いる、なんともナンセンスな措置を強行中なのだ。
「白米提供をどうするか。立浪監督ら首脳陣は来ないのでこっそり提供している、との情報もありますが…」(スポーツ紙デスク)
怯えながら「闇米」を食らうプロ野球選手など、想像もしたくない。