「だれかtoなかい」(フジテレビ系)で新田真剣佑に「41にして孕ませられると思ったんですよ」と発言し、視聴者をドン引きさせた真木よう子が受難続きだ。
真木にしてみれば、大好きな俳優との初対面で緊張し、ついはしゃいでしまったということなのだろうが、世の中、そんな好意的に見てくれる視聴者は少なく、「これが男女逆の立場だったらどうする?」「どう考えてもアウトだ」などとボコボコにされている。
しかもその番組を見た渦中のお騒がせ芸人、元プラス・マイナスの岩橋良昌が「あ、俺をエアガンで撃った人だ」とXにポストし、翌日にはそれが真木だということを暴露したものだから大騒ぎに。これについて真木は自身のTikTokライブ配信内で「エアガンやってねえってんだよ!」と否定するも、岩橋による第2第3の矢が放たれ、硬直状態が続いている。
真木といえば、デビューのきっかけとなった無名塾時代のエピソードが…。マラソンが嫌でそのままバックレた、という逸話もある。あの仲代達矢の無名塾に、中学の時に入ったというのも驚くが、すぐに辞めてしまったのにはもっと驚く。ほかにも挙げればキリがないほど、伝説にはコト欠かない。コンプライアンスづくしの令和の芸能界では、なかなか貴重な存在でもある。
一連の騒動で「パッチギ!」の呪いを思い出した。2005年製作の井筒和幸監督映画だ。キネマ旬報1位、毎日映画コンクール最優秀作品賞、ブルーリボン賞作品賞など数々の映画賞に輝いた。
が、その輝かしい経歴とは対照的に、出演者が次々と不幸に見舞われている。主人公を演じた塩谷瞬は二股交際で芸能界から失脚。さらに高岡蒼佑も韓国ドラマをゴリ押しするフジテレビにモノ申して玉砕。その妹役、沢尻エリカも麻薬取締法違反の容疑で逮捕された。小出恵介も木下ほうかも、お騒がせ芸能人となった。そして今回、真木も…。
主要メンバーで無傷なのは浪岡一喜、江口のりこくらいのもので、ここまで縁起の悪い映画は前代未聞だろう。それを踏まえてあらためて映画を見返すと、いろいろ発見があるのでは。
(堀江南)