2月29日に突然発表されたドジャース・大谷翔平の結婚は、日米メディアを中心に大騒ぎとなった。翌日には予告通り大谷が取材対応し、なれそめなどを語ったが、
「まさに渡りに船とはこのことでしょう」
と在京テレビ局情報番組担当スタッフは拍手喝采する。
「2月9日のバッテリー組キャンプインから、各番組は毎朝『今日の大谷』をテーマに映像を流して番組尺と視聴率を稼いでいました。ところが徐々に本番モードになりつつあり、視聴者もやや飽き気味になってきていた矢先の結婚発表でしたからね」
目下、情報番組では自民党派閥の裏金事件をめぐって開かれた政治倫理審査会の模様を厚めに放送しているが、
「自分たちの税金が投入されて選ばれた国会議員の不祥事なのに、視聴率は何故かあまりよくない。関心が薄いのでしょうかね。その点、大谷の結婚への関心度はケタ違いで、視聴率が軒並み上がっている。お相手が誰なのかハッキリしない中でこれだけ何度も取り上げられるのは、ひとえに『数字を持ってるアスリート』にほかならないからです」(ワイドナショースタッフ)
まさに大谷サマサマといったところだろう。