4年に一度の2月29日の慶事。「大谷翔平、日本人女性と結婚」の速報に、日本のみならず全米が騒ぎになった。だがその10日前、大谷はある動画で「愛妻の存在」を匂わせていた。
それは大谷が睡眠コンディショニングサポートを契約を結んでいる西川株式会社の公式YouTubeチャンネルで2月20日に配信された「大谷と愛犬デコピンのツーショット動画」。その中で大谷は、昨秋に受けた右肘手術について、こう語っていた。
「ほとんどベッドの上にいなきゃいけないというか、何もできなかったので…。もう常に一緒にいる感じで、1人と1匹みたいなのが1カ月くらい続いていた。それが一番の思い出です」
大谷のこの言葉に、違和感を覚えた人はいたはずだ。
「体がデカイ大谷と一緒にいるせいでサイズ感がバグるけれど、柴犬よりも大きな中型犬のデコピンを大谷の手術中、誰が世話してたんだろう」
手術直後の右腕は絶対に動かせない。手術後の写真で、左腕にも新しい手術痕が見て取れるので、自身の腱と人工靱帯を併用する「ハイブリッド手術」には、左腕から腱を移植したと推察される。つまり、両腕を自由に動かすことができない。
デコピンことコーイケルホンディエは体重15キロにもなる上に、ヤンチャな犬種なので、大谷が寝ているベッド上で暴れた時に、大谷に代わって抱きかかえてしつける人が絶対に必要なのだ。通訳の水原一平氏は夜には自宅に帰るし、デコピンを世話するドッグシッターを雇ったにしても、大谷のベッドルームにまで入るのは親密すぎる。
「大谷には親密なパートナーがいるのでは…。いや、男性のドッグシッターなら、それもアリか」
などとモヤモヤを抱えていたのだが、やっと「デコピンの世話人」の謎が解けた…と思ったら、大谷の口から語られたのは「手術の後も(自宅では)ひとりでいた」。となれば、デコピンは大谷の手をわずらわせることなく、ヤンチャを封印して極めておとなしく過ごしていたということなのか。
新妻はキャンプが始まってからアメリカに来て一緒に暮らしているというが、彼女が愛犬家であることだけは間違いなかろう。
(那須優子)