紅白へのサプライズ出場が取りざたされている中森明菜(49)。これまでも表舞台に「出る出る」と言われて、現れることがなかった。そんな「幻の歌姫」は、再びスポットライトの下で熱唱できるのか──。
10年9月に重度の帯状疱疹で入院。その翌月に無期限活動休止を発表して以来、我々の前から明菜は姿を消した。その間、明菜は復帰への道を模索していたという。自宅にトレーニング機器を持ち込み、落ちた筋力を取り戻し、ボイストレーニングに励んだのだ。
芸能記者が言う。
「所属レコード会社との間で、14年春に新曲を作る合意がなされたのですが、楽曲を何度、提供しても明菜側が首を縦に振らなかったそうです。往時の声が戻らなかったのが大きな要因だと言われています」
しかし、その14年春から、散歩ができるようにもなった。明菜の気持ちが前向きになったきっかけは小泉今日子(48)だった。
芸能プロ幹部が話す。
「2人は同期デビューで、意外とウマが合った。小泉は酒席などで、事あるごとに『明菜ちゃん、元気になって戻ってきてほしい』と発言し、これを風の噂に聞いた明菜が本格的に復帰を考えだしたのです」
そして、14年夏に状況は一変する。新曲を加えた初のオールタイム・ベストアルバムを8月に発売したのである。これが25万枚の大ヒットとなる。この数字に歓喜したのは明菜よりもレコード会社だった。
「10万枚と踏んでいただけに、予想を超えたセールスでした。それゆえ、トップダウンで『明菜復帰指令』が出されたのです。その情報を察知したのがNHK。『SONGS』(14年11月)に明菜を出演させようとしたんですが、結果的には過去のVTRだけの放送。それでも高視聴率を記録したことで、明菜を渡米させ、ロスで録音させているようです」(芸能記者)
そんなことから、紅白出場はロスからの中継説が流れたが‥‥。
「紅白出場は、15年1月にも放送予定の『SONGS』第2弾のために収録したVTRを流すだけなのではないかとも言われています」(芸能記者)
15年1月には新曲「Rojo」の発売が予定され、レコード会社にしてみれば紅白は絶好のプロモーションの機会。さらには、明菜も前向きとなれば‥‥。
「しかし、明菜は1小節を歌うのがやっとの状態だそうです。周囲は激ヤセした姿を見せるべきじゃないという意見もあるぐらいです」(芸能プロ幹部)
表舞台に出ないことで神秘性を増し、ヒットにつながった明菜。“紅白出場”は吉と出るか、凶と出るか。