テレビ東京の開局60周年を記念して放送された「テレ東系 旅の日」(テレビ東京系)のワンシーンが物議を醸している。「お茶の間の空気をどうしてくれる」「どう見ても放送事故」というのだが…。
問題のシーンは「大久保・川村の温泉タオル集め旅」でのもの。ゲストのいとうあさこがタオルを広げ、温泉宿のロゴが入っているのを確認すると、両手を突き上げて喜びをあらわした場面だった。
「文章で読むとなんてことのないシーンだと思うかもしれませんが、実際の映像はギョッとするものでした。いとうが両手を突き上げるとセーターが捲れて、胸のあたりの肌が丸見えになるんです。我が目を疑いましたよ。よく放送したものだと…」(テレビ誌記者)
お茶の間にいとうの肌が届けられてしまったわけだが、これには「カラクリ」があった。
「映像をスロー再生して確認したところ、いとうはセーターの下に肌色のシャツを着ていました。肌に見えたのはこのシャツですので、アブナイものが映っているということはありません。しかし、ほんの一瞬なので、ナマ肌にしか見えないんです。いとうはそれをわかっていて、あえてセーターが捲れるようにしたのでは。番組はこのシーンを冒頭のダイジェストで使い、視聴者の注目を引きつけようとしていた。あざといと言われても仕方がないところです」
問題映像が流れてお茶の間が凍りつく…というのはテレビあるあるだが、令和の今にこのようなことが起きるとは、思ってもいなかった。
(鈴木誠)