米メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んでいた筒香嘉智が日本時間3月22日、自ら契約破棄条項を行使して退団し、FAとなった。
オープン戦では体の状態が万全ではなく、5試合の出場にとどまっており、DeNAを離れて5年目となる今シーズンも、開幕メジャースタートはかなわなかった。メジャー関係者は、
「上限が設定されている球団の保有選手からも漏れてしまった。今後は世界のどの球団との交渉も可能となる。異国の地でのプレーにこだわるなら、独立リーグに行く選択肢も出てくる」
と話すが、見過ごせないのは日本球界の動向だ。とりわけV逸が続く巨人はぜひとも電撃移籍させて、阿部慎之助監督1年目の優勝を実現させたいところ。NPB(日本野球機構)関係者が展望を語るには、
「日本で通算205発を放った大砲は魅力的。筒香はアメリカ志向が強く、これまでも秋波を送っていたものの、反応は芳しくなかった。とはいえ、年数も経ち、そろそろ決断する可能性はあるでしょう。同時代に戦った阿部監督を男にしたい気持ちが固まれば、日本球界に電撃復帰することもあるのでは。問題は、守備に就く機会が減ったことで、守る場所があるかという点。もしかしたら、代打要員に甘んじるリスクもある」
筒香が思い描く「次のプラン」は何なのか。