俳優、タレントとして活動する太川陽介は、今では「バス旅のプロ」として「バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」(テレビ東京系)など、旅番組のイメージが定着しているが、かつてはアイドル歌手。その名を世に広く知らしめることになった大ヒット曲「Lui-Lui」の裏話を明かした。
「Lui-Lui」は1977年7月5日、3枚目のシングルとして発売。「ルイ、ルイ」という歌詞に合わせて右手を「おいでおいで」のように動かす振り付けが印象的で、この年の「日本レコード大賞」と「日本歌謡大賞」の新人賞に選ばれている。
しかし、それまでフォーク調できていた楽曲が一転、明るい曲調に転じたことに、太川は不満を持っていたという。YouTubeチャンネル〈ルイルイちゃんねる〉で、その理由を語ったところによれば、
「タイトルがルイルイ? とにかく歌ってても恥ずかしい。昔のルイルイ歌ってる映像は決して笑顔で歌ってない。こんな歌、嫌だよ、恥ずかしいよって思ってたら売れちゃった」
それまでの電車移動が、事務所から専用車を与えられる好待遇に変わったが、気になるギャラ事情はというと、
「この頃、給料ですから、売れようが何しようが変わらない。3万円がやっと10万円かな」
恥ずかしい思いをして売れたのに、なんとも切ない話である。
太川のぶっちゃけ話の「次」が待ち遠しい。
(所ひで/ユーチューブライター)