「暗くて地味‥‥」。囲碁に対し、そんなイメージを持つ人も少なくないはず。だが、近年はプロ・アマ問わず“女子人気”が高まり、多数の「囲碁ガール」なる美女たちが出現している。そのカレンダーまで販売され、これが実にエロい出来栄えとなっているのだ。
その「囲碁ガールカレンダー」をプロデュースした桝由実氏に話を聞いた。
「13年版からなので今年で3作目のカレンダーになります。過去2年は普通に囲碁を打つ写真を掲載していたのですが、今年からは囲碁の雰囲気や世界観を残しつつ、見ていただく方に毎日いろいろ“妄想”してもらえるように、衣装やシチュエーションにもこだわり、撮影を行いました」
さっそく、気になる中身をのぞいてみると‥‥。
まず、目を引くのがウエディングドレス風のコスプレ衣装に身を包んだホンワカ美女の姿。ベッドに寝そべり頬杖をついて、艶めかしい微笑を浮かべる姿は、実に挑発的なのだ。
この癒やし系美女こそ“囲碁界のアイドル”として君臨する万波奈穗氏(三段)。女流秀策杯2連覇中のバリバリのプロ棋士だ。
妄想をかきたてられるのは、写真だけではない。カレンダーにはコメント欄も付いていて、〈実は尽くすタイプです。(略)きっといい奥さんになると思います(笑)〉なんて書かれている。当然、日々の対局で疲れた万波氏を慰める俺‥‥そんなラブラブな新婚生活のイメージが脳内で展開してしまうのだ。
カレンダーに収められた美女はアイドル系だけではない。妖艶な大人のエロスを漂わしているのが、アマ六段でインストラクターとして活躍している稲葉禄子氏だ。カウンターバーで慣れた手つきで赤ワインを揺らす長身のスレンダー体型はみごとで、何より注目してしまうのがミニワンピから伸びる脚線美。柄つきの黒パンストに包まれた美脚を露出する姿は、“囲碁界の悪女”と称されるだけのことはある。つい「責められたい願望」がムクムクと起き上がってしまう。
さらに、コメント欄でボディ自慢をする囲碁ガールも存在した。〈腹筋には自信がありますよ。カレンダーでお見せできないのが残念ですが‥‥〉と記したのは、“かずみん”の愛称で親しまれる、女流アマ4位の下田和美氏。高層ホテルの一室でOL風衣装の彼女が対局しているシチュエーションなのだが、腰のクビレがハッキリとわかる。さすがご自慢の腹筋である。しかも、胸元が大きく開いたブラウス、張りのある太腿がまる見えのミニスカ、碁盤を放り投げてにじり寄りたいほどだ。かずみんのショートの髪形も相まって、仕事がデキる女と昼下がりのホテルで不倫をしているような錯覚さえ覚えてしまう。
他にも浴衣にサンタ、女子大生、十人十色の囲碁ガールがめじろ押しなのだ。
こうなると、「カレンダーの中の囲碁ガールたちと対局してみたい」と欲が深まるのが男の性だが、意外と「身近な存在」だという。
囲碁専門誌「碁的」編集長の王真有子氏が言う。
「東京・麹町にある『ダイヤモンド囲碁サロン』などに行くと、今回のカレンダーに登場している囲碁ガールたちと実際に対局することができるんです。囲碁ガールと対局するために、地方から出張に来た方がわざわざ立ち寄るというケースもあるようです。また囲碁普及団体などが実施しているワークショップに足を運べば、20代、30代の囲碁ガールたちと交流することもできますよ」
ただし、対局中も妄想を膨らませると才色兼備の囲碁ガールにコテンパンにやられるかも。くれぐれもご用心あれ。