7月13日(日本時間7月14日)に、前アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏が大統領選挙に向けた支援者集会で演説中に銃撃された事件が、衝撃を与えている。
事件発生の直後から、日本メディアも一斉に報道。集会が開かれたペンシルヴェニア州バトラーから中継が行われた。
そんな中、この事件に関する発言に猛批判が湧き起こったのが、「サンデーモーニング」(TBS系)で総合司会を担当する膳場貴子に対してだ。
事件を速報する過程で、薮中三十二元外務事務次官の「選挙戦からすると、変な話ですけれど有利に働く可能性がある」とのコメントを受けた彼女は、トランプ氏について「すごくプラスのアピールにもなりかねない」と発言。これに「不謹慎だ」「銃撃の被害者に言う言葉ではない」との声が殺到することになったのだ。
この「プラスのアピール」発言に、著名人も反応。同日、実業家の堀江貴文氏は、膳場の発言を報じた記事を引用する形で〈思わず本音が出ちゃった感じだな。人の心はないね。。〉とXに投稿。芸人のほんこんも〈なんちゅう事を言うねん〉と苦言を呈した。
批判を受けた膳場は同日、自身のFacebookを更新。〈言葉にはその人の人間性が出るものだけれど、今日の私は自分のいちばんダメなところが出てしまいました〉と反省の弁を綴ったのだが…。
「このFacebookの投稿を、彼女は7月15日に削除してしまったのですが、結果的に『わざわざ消した理由』についての憶測が広がっているんです」(報道関係者)
そこで指摘されているのが「番組の事情」だ。
「自分の発言を不適切と認めてしまうと、翌週の番組内での謝罪を求められる。今春から関口宏の後継者として『サンモニ』総合司会に就任したばかりということもあって、できるだけ大ゴトにしたくなかったのではないでしょうか」(前出・報道関係者)
ウッカリでは済まないひと言となってしまった。
(川瀬大輔)