スポーツ

元楽天・安楽智大が来季「日本球界に逆輸入される」メキシカンリーグでの「標高2200メートル投球」【2024年6月BEST】

 スキャンダルを起こして追放されたとはいえ、ほとぼりが醒めれば復帰というパターンは過去にもあった。楽天、そして日本球界を追われた安楽智大はメキシコに活動の場を求めたわけだが、なんと「逆輸入」という形で戻ってくるかもしれないのだ。なにしろ「特殊事情」を背景に、その実力が上がっているというのだから…。(2024年6月23日配信)

 後輩選手へのハラスメント行為で楽天を退団した安楽智大に、日本球界復帰の可能性が出てきた。スポーツ紙遊軍記者が声を潜めて明かす。

「日本球界はメジャーほどコンプライアンス、ハラスメントにうるさくない。日本ハム時代に暴力事件を起こした中田翔もその後、巨人、中日でプレーしていますからね。今季中は無理でも、来季に向けて獲得調査をしている日本の球団があると聞いています」

 安楽は現在、メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)でプレーし、試合数の半分をゆうに超える登板数を誇っている。防御率こそ3点を超えているが、メキシカンリーグにはメジャーリーグや日本球界にはない特殊事情がある。特にレッドデビルスの本拠地があるメキシコシティの球場は、標高2200メートルを超える高地だ。これはメジャーリーグで最もボールが飛ぶといわれる、コロラド・ロッキーズの本拠地クアーズフィールドの標高1600メートルを大きく超えている。

 通常、高地は気圧が低いため空気抵抗が少なく、結果として打球の飛距離が伸びる。ドジャース・大谷翔平が先のロッキーズ戦で今季最長弾となる一発を放ったが、球場の恩恵は否定できないだろう。

 ロッキーズの公式サイトにも〈海面と同じ高さにある球場に比べ、約9%から10%も飛距離が延びる〉と書かれている。具体例としては、ヤンキースタジアムでの122メートルの一発は、クアースフィーズでは134メートルになるという。

 そうした打者有利な地での活躍が評価された安楽は、現地時間5月26日に行われた同リーグの球宴に出場しており、レベルアップしているかもしれない。先の遊軍記者が、今後の見通しを語る。

「日本での実績をみれば、そこそこは使えますからね。しかも、今なら足元を見て安く獲得できる。低迷するチームにはお買い得かもしれません」

 パワハラ体質が改善されたかどうかは分からない。だが、過酷な条件で戦い、精神面でのタフさを増した可能性はある。来季、「逆輸入選手・安楽」が誕生するかもしれないのだ。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
板野友美とヤクルト・高橋奎二「夏休み家族旅行」動画に怒りと失笑「この時期の休みは不名誉なこと」
2
ピタリ合致!広島ファンがオリックスに贈った「西川龍馬のトリセツ」が大当たり
3
大谷翔平に50本は打たせたくない!デーブ大久保が激白する「外国人心理」と落合流ホームラン
4
大谷翔平の試合を観戦「3600万円の超VIP席」にいた東山紀之社長の「芸能界復帰」プラン
5
誰も監督をやりたがらない!ベルギーリーグ「日本人だらけ軍団」がガッタガタでも存在できるワケ