1996年アトランタ五輪のサッカー、ブラジル戦でゴールを決めて「マイアミの奇跡」を起こした元日本代表の伊東輝悦が、意外な記録を持っていることが明らかになり、サッカーファンを驚かせている。
49歳の伊東はJ3アスルクラロ沼津に所属する現役選手だ。盟友である前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演し、なぜ現役を続けているのか語った。その中でプレーが常に冷静であることを指摘されると伊東は、
「(他の選手が)なんでそんなに熱くなるのかな。『何言ってるのかな』とも思う。ジャッジされたら、もうしょうがないって感じ。(反論したら)イエローやレッドが出ちゃう。それはもったいない」
常に冷静沈着な伊東は、退場したことがない。イエローカードをもらったことはあるものの、累積で出場停止になった経験はないと明らかにした。
伊東は動画収録が行われた2024年7月末の時点で、J1で517試合、カップ戦で77試合、J2で25試合、J3で18試合に出場している。
これを知った城彰二氏は驚愕し、
「JOチャンネル発信でJリーグに出そうよ。ギネス申請してみよう」
と提案。J1で500試合以上に出て累積がないのはすごい記録であり、もはや誰にも抜けないのではないかと力説したのである。
イエローカードを続けてもらわなかった理由を、伊東はこう考えているという。
「最終ラインだったら自分が行かないと失点しちゃうかもしれないので(激しくいく)。俺は中盤なので、後ろにまだ味方がいるから無理しなくていい。それより次のリカバリーを考えればいい」
偉大な記録がギネスブックに登録されるのか、大いに気になる。
(鈴木誠)