─車券の買い方にこだわりはありますか?
「1レースの投資金額は2000円ぐらいで3連単を12通り。1着固定で2着に3車、3着に5車を流すことが多いです。狙いとしては本線から中穴ぐらい」
─ギャンブラーとしてはかなり堅実な気がします。
「推しの選手がいるレースでは、2車単もよく買いますよ。同郷の磯田旭選手(栃木・S級2班)なんですけど、競輪番組とは関係のない私の配信も見てくださっていたり、仲よくさせていただいています。磯田選手が1、2着の車券は、結構、的中率が高いですね」
─全体的な収支は、いかがですか?
「競輪とパチンコ、トータルでマイナスなのは間違いないと思います。1日の投資金額は1万円を超えないように、って気をつけているつもりなんですが。先日、盲腸で入院した時に、あまりにも暇すぎて1日競輪漬けになって、メッチャ負けちゃいました‥‥。ちっとも当たらなくて、気づいたら4万〜5万円ヘコんでいて。あの時の私こそ、パチンコで精神統一する時間が必要でしたね」
─それだけ痛い目を見ても、競輪はやめられない?
「そうなんです。未経験の方はご存じないかもしれないですが、競輪は『ライン(選手がチームを組んで走ること)で決まる』とよく言われます。これが面白くて!選手たちの人間模様というか、人生の縮図が見られるというか」
─自分を犠牲にして仲間の勝利を優先するなど、他の公営競技にはない駆け引きがありますよね。
「先日、小田原競輪場で行われたGⅢ北条早雲杯争奪戦でガールズ予想会に出演させていただいたんですけど、決勝戦がすごかったんですよ。9車立てなんですけど、そのうち6人が地元・神奈川の選手。やはり地元の選手を優勝させたい、ということで、異例中の異例だったんですが、千葉の1人も加わり7車でラインを組んだんです。7車のラインなんて聞いたこともありません。普通は多くても3、4車ですからね。それで結果的に1〜3着は神奈川の選手で決まりました。この作戦はSNSで賛否両論ありましたけど『やっぱり、知れば知るほど面白いなぁ』って競輪の魅力を再認識しましたね」
─競輪初心者の方に何かアドバイスはありますか。
「ミッドナイト競輪から始めてみるのがいいと思います。基本的に7車立てで編成されているので、9車立てのレースよりも当てやすいですし、大荒れも比較的少ない。車券を買いながら学ぶには、うってつけだと思います。21時前から23時半頃まで開催されているので、仕事が終わってから見ることもできますし」
─今後、ギャンブルでの目標はありますか?
「もっと当てたい(笑)。お仕事で元選手やプロの予想家の方ともお会いするんですけど、選手の心理に立ったり、データを重視したり、いろんな予想の仕方があるんだなあ、って最近、痛感しているんです。もっと勉強して芸能界一、競輪に詳しくなりたいですね!」