芸能

田中麗奈、TBS「美しき罠」は惨敗でも、BS「徒歩7分」は評価されている理由

20150214tanaka

 今期、田中麗奈が出演するドラマが女性たちの注目を集めている。

 もちろん、濃厚なベッドシーンを演じながら視聴率が5%を下回った「美しき罠~残花繚乱~」(TBS系)のことではない。もうひとつ、NHKのBSプレミアムで放送中の「徒歩7分」のほうだ。

「『彼氏なし、友達なし、仕事なし』の32歳・リカの淡々とした日常を描いた作品です。別れてから5年も経った元カレが忘れられずに家に押しかけたり、姉妹で誰のことだかわからない『昔のヨーロッパの王様』話を延々としていたり、第5話にいたってはトイレに閉じ込められているだけで1話分費やすという異色作です」(テレビ誌ライター)

 あまりにも淡々とした日常ぶりが逆にリアルだと、女性たちの心をじわじわとつかんでいるのだという。

「自分もただ会社に行って帰ってくるだけの繰り返しの日々。そこにむなしさや絶望感を感じることもあって、そういう気持ちをえぐるドラマだと思う」(29歳・IT)

「しつこいと思われていると薄々わかりながら、新しい恋人のできた元カレのところに行ってしまう切なさがたまらない」(31歳・アパレル)

「見ていて恥ずかしくなるくらいダメな女なんだけど、自分もそういうところあるかも……と思えてしまう。共感できる」(31歳・事務職)

 どうも女性たちは、自分の中の寂しさや「ダメっぷり」を掘り起こし向き合いながら、このドラマを見ている模様。ただ、見た後に気持ちが落ち込むようなドラマではないようだ。

「これを見ていると、みんな同じだ……と思って安心できるんです」(前出・29歳・IT)

「ダメな女でも、生きていると小さないいこと、楽しいことはたくさんあるよねと、少し勇気づけられます」(前出・31歳・事務職)

「おひとり様」という言葉がすっかり定着した今の時代。カラオケも牛丼も焼き肉も、ひとりで行けるという女性は珍しくなくなってきたものの、やはり心には誰もが孤独を抱えているのだろうか。

 そうした彼女たちの心に現実をつきつけつつも、それでもいいじゃない、と寄り添い励ましてくれるようなドラマ。それが「徒歩7分」なのかもしれない。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」