米メジャリーグ機構は日本時間11月22日に今季の最優秀選手を発表したが、ナ・リーグは史上初の「50-50」を達成したドジャース・大谷翔平が2年連続、3度目の受賞となった。
昨年まで所属したエンゼルスはア・リーグのため、リーグを跨いでの受賞。これはオリオールズなどで活躍したフランク・ロビンソン以来、史上2人目となり、3度目の最優秀選手選出はメジャー12人目。
「ドジャースの一員として、代表してもらったと思っています。シーズン、ポストシーズン、ワールドシリーズも皆でつかみ取ったものだと思っています」
大谷はそう言って、喜びを爆発させた。
オフに入って手術し、リハビリを行っているが、来季については、
「スタートから投げて、打つことを目標に動いている。見通しよりも状態はいい」
どうやら順調に回復しているようである。
こうなると、あとは「凱旋帰国」してもらい、日本メディアの前で喜びを語ってほしいところだが、メジャー担当記者に聞くと、
「相当なハードルがあると思う」
と首を横に振る。
「やはり大谷の豪邸報道をめぐってフジテレビと揉めた一件が、尾を引いています。会見をやるとなれば『フジだけ出禁』ってこともなかなかやりづらいでしょうし。今オフ、メジャーに挑戦する佐々木朗希のことなど、自分のこと以外の案件についてもかなり聞かれそう。みな忘れていますが、マスコミにとっては元通訳の横領事件についても聞きたいところで、大谷サイドが出席するメリットは全くない」
それでも大谷頼みのスポーツメディアに配慮してくれたら、それこそスーパーヒーローになるのだが…。