エンゼルス・大谷翔平が、8月3日(日本時間、以下同)のアストロズ戦で1回3分の2を投げて降板。右腕の違和感を訴え、MRI検査の結果、右ひじ付近の屈筋回内筋損傷と診断され、今季の登板は実質的に消滅した。米メディアはこぞって「二刀流挑戦の継続」について、悲観的な見解を示し始めている。
だが、大谷はその後も指名打者としての出場を継続し、11日のアスレチックス戦で4号同点2ランを放ち、翌12日の同カードでは3試合連続のマルチ安打をマーク。これには、当のエンゼルス首脳陣も「ショウヘイはリアル・モンスターだ」と驚嘆の声を上げ、来季以降の二刀流継続に強い自信を見せ始めているという。
「誰よりも驚いているのはマドン監督です。海千山千の名将が『あれほどの才能を持った選手に“ツー・ウェイ・プレーヤー(二刀流)”をトライさせないことは罪だ』と言い切っている。エンゼルスが来季以降も大谷の二刀流を続けることは完全な既定路線なんです。時代に先駆けて奇策を用いてきたマドン監督ならば、二刀流に強い理解も持っています。大谷にとって非常にやりやすいでしょう。何より大谷本人が今、マドン監督とエップラーGMに、打者として出場し続けたほうが試合勘も失わないためプラスになるということを訴えており、投手復帰もあきらめるつもりはないとの姿勢を示している」(現地担当記者)
8月18日発売の週刊アサヒ芸能8月27日号では、大谷の近況詳報に加え、今シーズンに海を渡った3人の日本人にも接近している。