スポーツ

田中将大「巨人で200勝」で中継ぎ投手陣にかかる「これまでにない重圧」

 早くも田中将大の巨人入りを不安視する声が高まっている。さる球団OBの話を聞こう。

「メジャーで活躍し、楽天ではずっとお山の大将でやってきた選手。入団すれば他の投手陣は誰も文句などつけられない。その一方で、巨人は外様の選手には冷たいことで知られるチーム。疎外感を感じる選手は多かった。あの清原和博でさえ、そうだったからね。しかも力が衰えたと判断されれば、すぐに相手にされなくなる。中日に移籍した中田翔がそうだったでしょ。田中がそんな環境に耐えられるか、心配になりますよ」

 田中の入団に際しては、菅野智之に代わって投手陣の精神的なリーダー役としての期待もあると、阿部慎之助監督は言う。だが、日本球界に復帰してからの田中の言動を見る限り、極めてマイペースであり、若手選手の面倒を見てきたようにはなかなか思えない。楽天の取材に携わったメディア関係者も、

「あの安楽智大のパワハラ事件にしても、田中がもっとチーム内に目を光らせていれば防げたかもしれない、と言われたほど。巨人に入って自ら溶け込み、精神的な支柱になれるかは不透明では…」

 ただ、実際はそれほどベテランらしい役割を求められているわけではないらしい。スポーツ紙遊軍記者が裏事情を明かす。

「そもそも菅野が、投手陣やチーム内の精神的なリーダーではなかったから。若手投手陣はそれなりにまとまっており、世代交代が進んでいる。田中が精神的支柱の役割を果たす必要はないのでは」

 ただ、投手陣は田中の200勝達成に向けて、これまでにない重圧を分かち合うことになる。前出の球団OBは、

「球団としては営業面を考え、とにかく田中には、あと3勝させたいだろう。田中が勝ち投手の権利を持ったまま降板した場合、その後を引き継ぐ投手には必要以上のプレッシャーが間違いなくかかるからね。仮に逆転でもされるようなものなら、一大事」

 現役引退、浪人など最悪のケースは回避できそうだが、茨の道であることは間違いない。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
3
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」
4
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで