スポーツ

かつて「憎井」と揶揄された日本ハムOB投手がまさかの「帰還」を果たすまで

「GAORA SPORTS」の新しい野球解説者に、まさかの人物が抜擢された。

「このたび、解説者デビューとなります。至らない点も多々あるとは思いますが、野球、チーム、選手の魅力、プロの能力や技術、メンタル等々わかりやすくお伝えできたらと思います。今シーズンからよろしくお願いいたします」

 そうコメントしたのは日本ハム、オリックスで活躍した増井浩俊氏だ。「GAORA SPORTS」は、日本ハムのキャンプや試合、イベントを中心に放送しており、現在は「ガンちゃん」の愛称で親しまれるOB野球解説者の岩本勉氏や鶴岡慎也氏らが解説を担当している。

 増井氏の登用は日本ハムファンにとっても意外だったようで、その反応はというと、

「増井嬉しいな。またハムと繋がってくれるのか」

「増井と鶴岡でコンビ解説とか胸が熱くなる。現役時代の裏話も聴けそうだな」

「岩本はうるさくて…。増井の解説は楽しみ」

 増井氏は2009年、東芝から日本ハムにドラフト5位で入団し、武田久に次ぐ右のセットアッパー、ストッパーとしてフル回転。先発転向後の2016年には、故障で離脱した大谷翔平の代わりに先発ローテーションの穴を埋め、10勝してチームの日本一に貢献した。

 2017年オフにFA宣言し、オリックスに移籍した際には、古巣を挑発する発言で反発を買った。

「打線が強いという感じじゃなかったので1年間、ファイターズからは点を取られないように頑張りたい」

「一緒にやってる時は『もっと点を取ってくれよ』と思っていた」

 その結果、日本ハムファンからは名字をもじって「憎井」呼ばわりされたことも。いい意味でも悪い意味でも、ファンの記憶に強く残っており、まさか解説者としてまたチームに関わるとは、ファンは思ってもみなかったのである。

「GAORA SPORTS」では試合とは全く関係ない、岩本氏の「居酒屋解説」が「騒がしい」と大不評で、新しい解説者を求める声がひっきりなしにあった。どうやら増井氏の登用は、願ったりかなったりだったようだ。

(ケン高田)

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