ソニーの家庭用ゲーム機「初代プレイステーション」が2024年12月3日に「発売30周年」を迎えましたが、年が明けた今も、アニバーサリーのグッズや関連商品がいくつも発売されています。それにしても、あれから30年も経つのですねぇ。しみじみ。
「初代プレステの登場」はとにかく画期的でした。CD-ROMを採用したことによりセリフがフルボイスとなり、BGMもそれまでの、いわゆる「ピコピコ」音からよりリアルなものに。ドット絵によって(あれはあれで、ものすごい職人技術です!)描かれていた映像は「ポリゴン」なる(当時の)新技術によって立体的な表現が可能になり、ゲームの世界への没入感をさらに強めてくれました。
ただ、そういった技術的な部分は勿論ですが、「初代プレステ」が画期的だったのは、若い女性を含む「ライトユーザー」を増やしたことにあると思うのです。それこそゲームのゲの字にも興味なかったような若い女性たちが「趣味はゲームです」と言うようになったのは、「初代プレステ」の発売以降ではないかと。
これには「パラッパラッパー」「サルゲッチュ」といった、見た目のポップなゲームの登場が大きかったように思います。
そんな若い女性の人気を獲得したゲームのひとつに「どこでもいっしょ」があります。これはプレステ本体でソフトを起動し、5種類用意されているポケットピープル、通称「ポケピ」の中からひとつを選ぶ。別売りである「たまごっち」のような見た目の「PocketStation」にダウンロードして持ち運びながら色々な言葉を覚えさせるという、コミュニケーションゲーム。同じように「ポケピ」が入った「PocketStation」と赤外線通信をすることで、「ポケピ」同士で「しりとり遊び」や「名刺交換」ができました。
その「どこでもいっしょ」に登場した5種類の「ポケピ」が、カプセルトイになりました。その名も「どこでもいっしょ まちぼうけ」。株式会社バンダイより1回300円で発売です。人気キャラクターや動物、果ては食べ物までをモチーフに、ちょっと哀愁を感じるような、しゃがんだポーズが特徴の「まちぼうけ」シリーズ。それに「どこでもいっしょ」のコラボでして、ラインナップは写真左からピエール(イヌ)、リッキー(カエル)、ジュン(ウサギ)、トロ(ネコ)、スズキ(ロボット)です。
今回、無事にフルコンプできたのですが、スズキが4つもダブってしまいました。まぁ、スズキの顔は4方向違う表情をしているので(首は回らないのですが)、写真のように並べると画にはなります。
「どこでもいっしょ」と言っているのに、「まちぼうけ」を食らわされているというのがちょっとシュールな感じで、とても可愛いです。皆さんもぜひ、集めてみては?
(カプセルタロウ)