社会

沖縄市に新市長誕生で「コザ吉原」存続に暗雲垂れ込める「土地を売って跡地にアパート」

 桑江朝千夫前市長の死去に伴う沖縄市長選で、元県議の花城大輔氏が初当選したことで、市内の風俗街「コザ吉原」こと吉原社交街の今後に関心が寄せられている。

 コザ吉原は沖縄市美里1丁目に位置する「ちょんの間」街だ。2012年の一斉摘発で一度は壊滅状態となったものの、桑江市政下で規制が緩和され、2020年頃から徐々に復活を遂げてきた。市側は「性犯罪の抑制」を名目に、実質的に営業を黙認していたとみられる。

 今後、このエリアはどうなるのか。地元事情に詳しいスカウトマンに話を聞くと、次のような見解を示した。

「コザ吉原の置き屋にはそれぞれオーナーがいますが、高齢の方が多い。オーナーが亡くなった場合、置き屋として存続させるよりも、売却されるケースが増えるのではないでしょうか。土地を売れば大金になるし、跡地がアパートなどに転用される可能性は高いですね」

 近年はコザ吉原を訪れる客が激減しており、夜の街全体の存続が危ぶまれている。その理由を地元飲食店関係者が明かすには、

「慢性的な物価高の影響で、沖縄の夜の街全体が活気を失っています。那覇市の繁華街は観光客が多いため盛況ですが、沖縄市や普天間は地元客が中心なので、閑散としており、閉店する店は少なくありません。最近の大寒波で人出が激減したことも、追い討ちをかけています」

 新市長のもとで、コザ吉原は今後どのような変化を遂げるのか。沖縄市の夜の街は今、大きな転換点を迎えている。

(カワノアユミ)

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