明石家さんまが、フジテレビ騒動が同局女子アナに与える影響に言及した。それは2月9日のニッポン放送「明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト~その出来事は突然に!~」でのこと。番組の「その出来事は突然に」というテーマにちなみ、さんまは自身にとっての「突然の出来事」は週刊誌の取材だとして、これまでの突撃記者とのエピソードを明かした。
その流れからフジテレビのアナウンサーへと話題を移し、さんまはこう言った。
「今は俺とかにごちゃごちゃ来るよりも、記者はほぼ(フジテレビ関係者に行く)。だからアナウンスの人は大変みたい。(記者は)あの局のアナウンサーの人、みんなにくっついて『何かひと言でも言っていただければ』っていうことやねんけど、答えようもないし。たまに答えるやつがおんねんやろうな。だから『行ってこい』って命令されんのやろうけども」
続けて長年ともに仕事をしてきた元フジテレビの八木亜希子にも触れた。
「だから八木がいつも、俺がこの番組(を放送する時)には(スタジオに)挨拶に来てくれるねんけども、八木も昨日、LINEが来て『すいません、今回行けません』って。『いや、別に来んでもええねん』っていう話をしてたんですけど…」
どうやら八木にも騒動の影響が及んでいるようで、気の毒な気がするが、フジテレビはこれまで取材をかける側だったことから、「同情はできない」という厳しい意見が多い。
フジテレビは今後、3月末をメドとして、第三者委員会による調査報告書の提出や、6月の株主総会を控えている。元局アナにも及んでいる騒動は当面、収まりそうもない。
(鈴木十朗)