中日ドラゴンズの井上一樹監督がシーズン開幕を前に、「令和の米騒動」の完全鎮圧に動いた。2023年のシーズン中、当時の指揮官・立浪和義氏が試合前に白米を食べることを禁止し、炊飯器を撤去していたことが判明。一部夕刊紙が選手たちの反発を報じて、大騒ぎに発展していた。スポーツ紙記者が語る。
「2月17日にスポーツニュースサイト『RONSPO』に井上監督のインタビューがアップされました。炊飯器の撤去について聞かれた井上監督は『そこまではやりません』と否定し、バンテリンドームの選手食堂に炊飯器を戻す考えを示しました。2年前の禁止令は日本人選手だけでなく、外国人選手からも大不評を買っただけに、井上監督の英断で多くの選手がモチベーションを高めることになりそうです」
くしくもコメの市場価格が高騰を続ける最中に「米解禁」とは、なんとも太っ腹ではないか。
2月15日放送の「若狭敬一のスポ音」(CBCラジオ)でも、井上監督の「神対応」が紹介された。
番組のリスナーが沖縄の豚しゃぶ店にいたところ、そこに井上監督が山井大介投手コーチらスタッフを連れて入店。半個室で食事をしていたのだが、酒の勢いで声が大きくなり、半個室での会話が外に筒抜けに。どうやら宿泊先のホテルのサービスにえらく感動しているようで、
「書類などがどんなに散らかっていても、練習から帰ると完璧に掃除されている」
「最終日には金一封を渡したい」
などと語っていたという。感謝と気配りができる人柄に感動したリスナーが恐る恐る写真撮影をお願いすると、井上監督は「いいですよ。これも何かの縁です」と快諾。メールを読み上げた若狭敬一アナウンサーは、
「素敵なエピソードですね。当たり前と思わずに感謝する。大事なことですね。私も食事の席では大きな声でいいことを言おうと思います」
選手のみならず、ファンの好感度もうなぎのぼりで、3シーズン続く最下位からの脱出なるか。