セ・リーグ最下位の中日が、とんだ「米騒動」に巻き込まれた。8月20日の一部報道で、試合前の食事会場で白米の提供を休止したことが明らかになったのだ。首謀者は立浪和義監督その人で、間もなく3週間が経とうとしている。スポーツ紙デスクが苦笑する。
「この話題は、他球団の選手の耳にも入っています。X(旧Twitter)でも『#令和の米騒動』がトレンド入りするなど、ファンの関心は高い。時代錯誤な方針に違和感を覚えるユーザーが多い証拠でしょう。他球団で近年、白米提供が禁止されたケースは聞いたことがないですね」
この報道が広がったことで、立浪監督への風当たりは厳しさを増している。
「提供休止の一因とされたのは、細川成也だといいます。調子が落ちてきたのはご飯の食べ過ぎで動きが鈍くなったからだと考えた立浪監督が、他の選手にも米抜きを強いたわけです。細川は過去にテレビインタビューを受けた動画のうち『米なら1キロは食べられます』という画面がキャプチャされて、SNSで拡散している。さらに球団公式YouTubeチャンネルでは、8月16日に選手の円陣で白米ネタを茶化す模様も、消されずに残ったまま。トンチンカンなやり方に、『立浪辞めろ!』の声が一気に強まっています」(前出・スポーツ紙デスク)
なお、守護神のマルティネスがこの騒動に「なぜ米がない!」と意を唱えたことで、投手陣には白米が即座に復活。そして2軍では、どんぶり飯が提供されているという。もはや、お笑いである。
まさに昭和の根性野球を地でいく立浪監督に、球団親会社の中日新聞は来シーズンも続投を要請するのだろうか。