芸能

アレが弱かった…「アイドリング!!!」がアイドルレースから脱落した理由

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 結成9年にしてアイドルグループ「アイドリング!!!」の解散が報じられた。

 一部スポーツ紙が先行した解散記事に対し、同グループの統括プロデューサー・神原孝氏はフジテレビ公式サイトで、〈昨年末より番組及びグループ活動の終了の話が現実味を帯びてきたのは事実です〉とコメント。そのうえで、

〈しかし、終了時期とそこに向けた展開は、今年2月に入り、ようやく関係各所との協議・調整に入ったところで、具体的な内容は確定しておらず、まだ正式に発表できる段階ではありません〉

〈もっと“アイドリング!!!らしい”壮大な発表の企画を準備していた〉

〈全て水の泡となったことが残念でなりません〉

 と恨み節を綴った。

 現在、バラエティ番組を中心に活躍する元メンバーの菊地亜美(24)や女優の森田涼花(22)らを輩出したアイドリングは、「現在進行形で成長するアイドル」をコンセプトに06年10月、9人で結成された。

「『フジテレビ721』のテレビ番組から誕生し、所属レーベルはポニーキャニオン。現在もフジテレビで冠番組を持つなど、要はフジというテレビ局が主導で作られたアイドルグループで、そういう意味ではかつての『おニャン子クラブ』に近い存在ではないでしょうか」(アイドル誌ライター)

 一時期は「AKB48」や「ももいろクローバーZ」、「モーニング娘。」などと並び称されるほどの人気を集めて、09年にはAKB48とのコラボレーションユニット「AKBアイドリング!!!」も結成され、それぞれのメンバーが互いの冠番組「アイドリング!!!」(フジ系)と「AKBINGO!」(日本テレビ系)にゲスト出演するなど、交流を深めた。

 だがその後、アイドリングはメンバーの増員を繰り返すも人気面では伸び悩み、ついに結成9年にして解散が現実味を帯びてきたのだ。

 熾烈なアイドルレースから脱落する理由を前出のアイドル誌ライターはこう分析する。

「AKBしかり、ももクロしかり、完成された姿を見せるのではなく、“成長過程を見せる”というコンセプト自体は今の時代のアイドル戦略としては正しかったとは思うのですが、そのぶん裏方の技量が試される。そういう面でアイドリングは、AKBやももクロに比べると、メンバーの成長過程を見せるという部分が弱かったのかなと思います。それぞれのメンバーは個性も強く、素材は悪くなかったんですけどね。それに、テレビ局主導というのも諸刃の剣ですよね。冠番組を持てる反面、他局での扱いはどうしても悪くなるし、他媒体との兼ね合いも出てくる。テレビの影響力が昔ほど強くない今では、デメリットも大きかったのではないでしょうか」

 解散に関する企画を準備する以前に、グループを盛り上げる壮大な企画を準備した方が良かったのでは!?

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