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暴走王・小川直也が「凍りついた」130キロの巨漢を普通に背負い投げした柔道家の戦慄

 バルセロナ五輪(1992年)柔道95キロ超級で銀メダルを獲得、のちにプロレスに転向して「暴走王」の異名を取った小川直也氏が、自身を凍りつかせた人物の存在を明かした。

 それはバルセロナ五輪で金メダル、アトランタ五輪で銀メダルを獲得した柔道家の古賀稔彦氏。八王子高校入学後に柔道を始めた小川氏にとって、中学時代から活躍していた世田谷学園高校の古賀氏の柔道はセンセーショナルだった。

 野球解説者・大久保博元氏のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演した小川氏が振り返る。

「当時、地元で130キロぐらいの、無敵の先輩がいたんですよ。団体戦って、体重無差別なんですよ。組み合わせで古賀とその先輩が当たったんです。『こいつ、どうせやられるだろうな、1年生だし。先輩は3年生だし、強いだろうな』って見てたら、(古賀氏が)背負い投げで普通に投げるんですよ。凍りました」

 その先輩は、小川氏とは別の高校の選手。当時、他校でも「恐い、怒る監督。あの高校に行かなくてよかったな~」と評判の柔道部の先生が、小兵の古賀氏に負けた130キロの選手には何も言わなかったそうで、

「ぶっ飛ばされるんだろうなって思ってたら、しょうがないって顔しているんです。それに驚きました」

 そんな小川氏と古賀氏が階級の壁を超えて対戦したのは、体重無差別で争う「全日本柔道選手権」(1990年4月29日)。決勝にコマを進めた古賀氏は、連覇がかかっていた小川氏に足車の一本で仕留められたが、「最軽量ファイナリスト」の記録は今も破られていない。

 古賀氏が2021年3月24日にガンで世を去ってから、4年が経つ…。

(所ひで/ユーチューブライター)

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