これに、先の西岡の母校・大阪桐蔭出身の選手を4人も抱えている西武は警戒を強めている。
「以前から、球団は西岡の素行を警戒していた。ルーキー時代の阪神・藤波晋太郎(23)が、ホステスらとの船上パーティに呼び出されたこともありましたよね。出身校の先輩・後輩の関係は、誘いを断れないですから。大阪桐蔭出身選手はオフに母校で自主トレをするんですが、『西岡と日程がかぶらないように』と厳命するほどでした」(球界OB)
中でも、「六本木や西麻布を庭にしている」と言われるほど飲み歩く姿を目撃されている浅村栄斗(26)と森友哉(21)には、より目を光らせているようだ。
「西武はかつて女性スキャンダルが多く、ホステスとのベッド写真まで流出した涌井秀章(31)で懲りています。親会社からの厳命でコンプライアンス強化に奔走している球団は、警察OBによる監視体制まで敷いている。球団から“A指定”の監視対象にされると、街中の監視カメラなどを駆使され、素性の悪い人間と一緒なら、すぐにケータイに連絡が入る念の入れようだともっぱらです」(前出・球界OB)
日本ハムが目を光らせるのは、やはり大阪桐蔭出身の中田翔(28)だ。
「かつて稲葉篤紀氏に社会人としての指導を受けたことに感化され、『チーム中田』を結成して自分も後輩の面倒を見ています。西川遥輝(25)、杉谷拳士(26)、白村明弘(25)、巨人に移籍した石川慎吾(24)らを引き連れて飯を食わせ、立てた目標を達成すれば『中田賞』をプレゼントするなど、士気を高めているんです」(スポーツ紙デスク)
チームリーダーとして、プロ野球選手の鑑のように見受けられるが、球団関係者はため息まじりに語る。
「チーム中田では、西川が髪を染め、鋲のついた革ジャンを着るなど、間違った方向性で子供に夢を与えようとしだしている。おまけに中田は朝まで酒を飲んで二日酔いでグラウンドに来ることもざら。現場ではまぶたを腫らす姿を見るたびに『またか』と球団職員のボヤキが止まらないほど。時に球界の至宝・大谷翔平(23)も連れ出すから不安ですよ」
所変わって西の歓楽街・中洲。かつて元ソフトバンクの松中信彦氏(43)が店の女性を泣かせ続けたことから、従業員たちは「松中通り」と名づけたほど。そのかつての三冠王の主戦場は、後輩の柳田悠岐(28)に受け継がれたという。
「15年11月にデキ婚を発表するまでは毎日のように、派手に夜遊びに興じていました。実は柳田、ナインの間で『モノがすごい』と有名なんですよ。『あれは、いろんな女を泣かせてきたんだろう』との声まで出ていました」(前出・スポーツ紙デスク)
そうそうたる面々がシノギを削る“暴走王”争い。山口のような結末にさえならなければ、ペナントでの活躍を後押しする原動力にもなるのだが‥‥。