昨秋、栄養失調を患ったAKB48・高橋みなみの食事量が、いまだ少なすぎると、ファンの間で心配されている。
高橋は先日もライブトークアプリ755で夕食のメニューを紹介。そこに書かれているのは、渋谷にある100%生フレッシュジュースバーのトロピカルグリーン+チアシードというジュース2本と、ナッツボール、そしてチアシードという栄養価の高い中南米産の果実の種のみだという。
これにはファンからも「夕飯それだけで足りるの?」とのコメントが寄せられたが、高橋は「チアシードはお腹に溜まるから大丈夫」と返した。
高橋といえば昨秋、激ヤセと騒がれ「栄養失調と診断された」とラジオ番組で告白。仕事の忙しさやAKB総支配人というプレッシャーで食が細くなったと話していたが、相変わらずの偏った食生活は心配される。
栄養失調は、十分な栄養摂取ができないために発症する立派な病気。体重が減るばかりでなく、倦怠感、息切れ、動悸なども起こる。また、体温低下で脈が少なくなり、女性の場合は生理不順、生理痛、貧血、肌荒れになることも。
「いまどきの日本で栄養失調?」などと思う人もいるかもしれないが、実は結構増えている。なかでも話題になっているのが「新型栄養失調」だ。
これは体を維持する機能が低下し、筋肉量が減って免疫機能が低下、血管や臓器ももろくなるというもので、初期には栄養失調と同じような症状が現れる。
主な原因はタンパク質不足だ。きちんと三食食べているように見えて、実は必要な栄養素がまったく摂れていないことで起こる。厚生労働省の調査によると、70歳以上の人の5人に1人が該当し、ダイエットを気にする若い女性にも患者が増えてきているという。
その背景には、肥満やコレステロールを気にするあまり、肉類や卵、揚げ物を摂らなかったり、極端な粗食こそが健康に良いと誤った考えを実践する人が増えてきたため。
「タンパク質は豆類、または炭水化物などに含まれる植物性タンパク質で充分という人もいますが、これらは体内での利用率が低く、必須アミノ酸も不足しがち。半端な知識で動物性タンパク質を断つと新型栄養失調に陥りやすくなります」(フィットネスライター)
前述の食生活では高橋のカラダにも襲いかねない新型栄養失調。卒業までの多忙な日々を思うと気がかりでならない。