政治

「話は長いが内容がない」記者泣かせ公明党の会見を自らなんとかする「試み」

 公明党・岡本三成政調会長=東京12区=の会見は、記者泣かせで知られる。話は長いが内容がなく、記事にならないのだ。そうした評判を聞きつけたのか、公明党がこのほど始めたネット番組のサブチャンネルで、「地味すぎ公明党会見を緊急改造」というものを流した。

 そこに登場したのが、当の岡本氏だった。冒頭、番組スタッフから「公明党の記者会見が壊滅的に面白くない」とツッコミが入る。岡本氏は「面白い必要がある? 記者会見ってエンターテイメントじゃないでしょ」と反論したものの、公明党チャンネルでの斉藤鉄夫代表、西田実仁幹事長の記者会見の再生数が著しく低い(斉藤氏は5610回、西田氏は3647回)という数字を示され、「結論から言うと、誰も見ていない」とダメ出しされた。

 その上でスタッフは、国民民主党・榛葉賀津也幹事長の記者会見を見たことがあるかと尋ねた。「あります」「あれです」「無理です」というやり取りが続き、岡本氏は「榛葉さん、すごいのはひとりひとりの記者のことをよくご存じで、目線が一緒なのがさすが人間の大きさだよね」と評価した。スタッフが「記者の皆さんが伸び伸びされていて、回答も形式的じゃない」と付け加えている。

 この後、記者懇談会で岡本氏が記者と率直にやり取りする模様を流す中で、ソフトな印象を打ち出そうとしている。都議選、参院選を控えていることもあるが、岡本氏自身が参院選後に代表に就くための準備運動では、との憶測も出ている。

(奈良原徹/政治ジャーナリスト)

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