誰もがネット空間で「つぶやく」現代。そこにはタレントたちにとっての落とし穴も‥‥。
*
ブログ炎上事件といえば、08年9月、倖田來未(29)の「35歳過ぎると羊水が腐る」というラジオ発言を発端とした、いわゆる「羊水事件」が記憶に新しい。
本人も夕方のニュースに合わせて釈明会見を開くなど、大騒動になった。ネット炎上の怖さを知らされた出来事ではあった。
ここで、この“炎上”という用語をあらためて説明しておこう。語るのは、芸能界ネット事情に詳しい、「BLACKザ・タブー」編集人、梁瀬敦氏だ。
「有名人ブログへの閲覧者から寄せられる賛否のコメントが数千件となるとスクロールが長くなる。それにつれ掲示板スレッドも伸び“まとめサイト”もできてくる。やがて、検索上位にネガティブ情報が上がってくる。これが炎上の仕組みです。テレビなど大きな媒体での発言から始まる場合が多い」
そのテレビから大炎上をした典型例が、プロゴルファー・上田桃子(25)だ。
07年10月放送の「情熱大陸」(TBS系)で、「(職業として)バレーやバスケに未来はない」と取れるような発言をし、ブログは非難の嵐にさらされた。もっとも、前後の文脈を聞けば、上田の真意はわかるはずなのだが、切り取られた言葉だけが、1人歩きする炎上の怖さを見せられた。
もちろん、ブログ発のブログ炎上もある。08年7月の高樹沙耶(48)=現・益戸育江=のケースだ。ブログ上での「エコをテーマとしたカフェ」の建設を手伝うボランティア募集案内に「交通費・宿泊費などは自己負担」と記したことに非難が殺到。高樹自身もこれに、「私の心はすごく悲しい」とブログに吐露した。
本来、ボランティアのあり方自体を問うべき話だが、一度火が着くと簡単には消せないのが炎上なのだ。では、タレントは、炎上とどう向き合えばいいのか?
「基本は無視することです。1週間もすれば自然と興味がなくなります。中川翔子などはうまく流しています。もっとも、近年は有名人のブログ炎上は減少傾向です。というのも、管理セキュリティがしっかりしていて、なおかつコメント欄を設けなかったりするなど、有名人がより使い勝手がいい形でブログを使うようになったから。ただし、冗談でも倫理に反することを書き込めば、手痛い目にあうことは間違いないでしょう」(梁瀬氏)
触らぬ神にタタリなし、といったところか‥‥。
-
-
人気記事
- 1
- 段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
- 2
- 長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
- 3
- 沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
- 4
- 日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
- 5
- 【おむすび】栄養士編スタートで橋本環奈に「ギャルを履き違えている」ダメ出し
- 6
- 【水面下のFA戦】阪神・大山悠輔に巨人が異例の長期契約を持ちかける「近年にない力の入れよう」
- 7
- 巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」
- 8
- 【メジャーFA戦線】大谷翔平ドジャースに「菊池雄星・佐々木朗希・菅野智之」全獲りプラン浮上
- 9
- カリスマ馬券師・亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」〈ドゥレッツァの強調材料多数〉
- 10
- 大声援で「翻意」した選手も…阪神FAの大山悠輔と原口文仁が「11.23ファン感謝デー」で語る言葉
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)