デビュー3周年イヤーのA.B.C-Zが、5月にニュー・アルバムのリリースを予定していることが、3月15日放送のレギュラー番組「ABChanZOO」(テレビ東京系)で発表された。
今年、本格的な活躍が期待されているジャニーズのアイドルグループが、彼らA.B.C-Zだ。最近もメンバーの戸塚祥太が主演舞台「広島に原爆を落とす日」に、橋本良亮と河合郁人も音楽劇「ルードウィヒ・B~ベートーヴェン 歓喜のうた~」でそれぞれ主演と出演を果たすなど、その活動が話題となっている。
A.B.C-Zは現在5人組で活動しているが、デビュー前はA.B.Cという4人グループだった。グループ名の由来はA:アクロバット、B:ボーイズ、C:クラブの略で、そこに橋本良亮の加入を機に「Z」が加えられたが、「ZERO」に戻って再スタートするという意味が込められているなど、諸説あるようだ。
彼らの売りは、ダンスやバク転などのステージ上での「レベルの高いアクロバットなパフォーマンス」にある。しかし、これまでA.B.C-ZはDVDのリリースが多くCDアルバムは14年3月に発売した「from ABC to Z」以降はなかった。そのため、テレビ番組への露出が少なく、ファンとしても歯がゆい思いをしてきたのである。
「メンバー最年少の橋本はメインボーカルで、そのルックスからもグループのセンターを務めています。その橋本より8歳年上の五関晃一は、運動神経とダンス力がズバ抜けており、振り付け構成にも関わるなど、事務所からも一目置かれた存在です」(芸能ライター)
また、塚田僚一はアクロバットを中心とするこのグループの柱。鍛え上げられた完璧な肉体は「安定のパフォーマンス」と評価が高く、戸塚は“不思議ちゃん”キャラで人気。「右利きに飽きたから左利きにした」「お尻がかゆかったので電柱でかいた」などという奇行ぶりが話題になる反面、読書好きだったり、情に熱い一面もある。
「河合は『ザ・少年倶楽部』でジャニーズWEST・桐山照史と司会を務めていますが、トークのまわし方が上手く、どんな話題でも面白くコメントできることから、MCとしてのスキルの高さも注目されています」(前出・芸能ライター)
SMAP・中居正広の活躍をよく知らなかったジュニアの一人が、中居に「A.B.C-Zの河合くんの司会スゴイですよ。一度見たほうがいいですよ」と言い、中居が苦笑するといった場面もあったとか。その才能で、今後、中居を超えることができるかどうかもファンの楽しみのひとつだろう。
5月に発売されるアルバムを引っさげて、同月末にはコンサートも開催されるA.B.C-Z。それぞれのキャラクターも確立してきている今、テレビ露出も爆発的に増え、彼らの魅力は瞬く間に広がっていきそうである。