世界的な人気を誇る男性アイドルグループの“ワンダイ”ことワン・ダイレクションが、メンバーの脱退騒動で揺れている。騒動の発端はメンバーの女性関係だというのだから、トラブルの陰に女ありというのは古今東西一緒のようだ。
このほどワンダイから脱退したのは、ヒゲとタトゥーが特徴のゼイン・マリク。そのゼインは世界ツアーで訪れたタイのクラブで羽目を外し、バックパッカーの女性と親密になったり、しまいにはスウェーデン人モデルを自分のホテルに連れ込む始末。これらのヤンチャぶりはあっという間にSNSで広まった。
ところがこのゼイン、2013年に人気ガールズグループのメンバーと婚約していたのである。浮気がバレたゼインは勝手にツアーを離脱し、婚約者のもとに謝罪帰国。おかげでワンダイは残る4人だけでツアーを続ける緊急事態になってしまった。その後、なぜか「普通の22歳に戻りたい」と、ワンダイから脱退してしまったのだ。
これで収まらないのはワンダイのファン。悪いのはゼインのはずなのだが、怒りの矛先は婚約者のペリー・エドワーズに向かい、「ペリーは現代のオノ・ヨーコだ」と非難を浴びせられることになってしまった。
ひょんなところで引き合いに出されたオノ・ヨーコだが、音楽の歴史的には「ビートルズを解散させた女」として、世界的に知られる日本人女性でもある。ジョン・レノンと結婚し、「ヨーコは僕の先生」とレノンが語るほどに大きな影響を与えたことは周知のとおり。当時は夫婦で軽井沢に滞在するなど、レノンが日本びいきになるきっかけを与えた存在でもあった。
一方で日本の芸能界に目を転じると、結婚も理由の一つとなって、ジャニーズ事務所を離れたのは赤西仁。ロス留学やKAT-TUN脱退などなにかとお騒がせだった赤西だが、ジャニーズ事務所との決裂が決定的になったのは、黒木メイサとの結婚が事後報告になったことだった。
結婚を理由にした脱退は男性芸能人に限らない。girl next doorの千紗は「ガルネクよりも大事なものができたので」と、競泳の金メダリスト・北島康介のサポートに専念することを選び、解散ライブでも涙を流さなかったという。結婚しても音楽活動は続けられそうなものだが、解散ライブ時はすでに妊娠中。本人も未練なく芸能界を引退したようだ。