華やかな芸能界は“巨額のお年玉”も飛び交う世界。なかでも芸能記者が真っ先に思い浮かべるのは、石原プロモーションの新年会だという。
「当時は取材に行ったリポーターや記者だけでなく、カメラマンなどのスタッフにまで一律1万円のお年玉を頂きました。舘さんが札束を持って1人1人に手渡してくれるんです。初めて頂いたときは、ドキドキしましたよ」(古参の芸能記者)
しかし、こんな太っ腹の恒例行事も2012年からは経営不振のためか行われなくなり、13年からは新年会もやらなくなってしまった。
芸能界では、先輩が後輩に“お年玉”を渡すことはよくあるが、金額の多さで断トツなのは演歌界の大御所・北島三郎だ。ある芸能関係者によれば、北島音楽事務所所属歌手には1人50万円が渡されるそうだ。
また、1人当たりの金額は多くないが、事務所が大所帯であるがゆえに大変なのがジャニーズ事務所。お年玉の習慣の発端は、今や事務所最年長となったマッチこと近藤真彦が後輩に配ったことだったとか。当時、主に“少年隊”として活動していた若かりし頃の東山紀之は、それにいたく感激し、自身も1万円を後輩に渡すようになったそう。
ジャニーズはオーディションに受かると“レッスン生”となり、その間バックダンサーとして舞台に立つこともある。そんなメンバーまで数えると、約300人はいると言われているので、基本一律1万円とはいえ、とんでもない数字になることは間違いなさそうだ。
(李井杏子)