芸能界には、事務所の都合で猛プッシュされて売り出される、いわゆる“ゴリ押しタレント”が少なからず存在する。
しかし、本人の実力が伴わないうちにガンガン仕事が舞い込むと、テングになってしまったり、視聴者に飽きられたり、結果として干されてしまうタレントも。そんなゴリ押しタレントにスポットを当ててみた。
今から10年前、鳴り物入りでデビューし、即座に紅白歌合戦に出場したことで注目を集めた男女混合ユニットgirl next doorこと「ガルネク」。当時、創立20周年を迎えたエイベックスが社運をかけたグループとしても有名で、一時はテレビ番組に引っ張りだことなったものの、思ったより人気が出ずCDの売り上げは低迷。デビューから5年後、ファンから惜しまれつつグループは解散した。
「表向きの解散理由は『各メンバーの新たな挑戦に向けて個々の活動や人生も尊重しながら話し合い続けた結論』と発表されていますが、実際はボーカルの千紗が有名水泳選手の北島康介と電撃デキ婚したことが大きいです」(芸能プロダクション関係者)
このニュースを知ったネットユーザーたちからは、「結婚おめでとう!お幸せに!」「ガルネク好きだったのに残念」と、祝福の声もあったが、「ゴリ押しされてたのに全然人気出なかったから引退か」「エイベックスはこのグループにかけたお金回収できたのかな」と、辛辣なコメントも書き込まれた。
「昔から音楽業界では、ELTやドリカムなど男2人に対して女1人のグループがヒットするという法則がありました。その手法に乗っかって結成されたガルネクの人気が出なかった理由の1つに、ボーカル・千紗がテレビ番組で、エイベックスの特待生だったことを過剰にアピールしていたため、視聴者に不快感を与えていたことが挙げられています」(前出・芸能プロ関係者)
皮肉にも、グループ名の由来と言われた、「親しみやすい女の子」の要素がなかった千紗には、今後ママタレントとしての芸能界復帰は難しいかもしれない。
(佐藤ちひろ)