阿部サダヲ主演のドラマ「心がポキっとね」(フジテレビ系)の第1回が8日に放送された。本作はかつて人気を博したコメディドラマ「最後から二番目の恋」のスタッフが再集結ということで放送前から注目されていたものの、初回視聴率は10.4%という厳しいスタートとなった。
テレビ雑誌記者は、キャストの問題が視聴者から避けられる原因となったと語る。
「ドラマを見た視聴者からは、キャストへの不満の声が目立っています。まずヒロインの水原希子は現在、素行不良や過激な言動などで一部からバッシングが起こっており、演技以前に存在自体が視聴者から避けられている。また、久々の連続ドラマ出演で注目されていた山口智子も、痛い女をドラマで忠実に演じているという声があがる一方で、20年前のトレンディドラマで時が止まっているかのような演技が受け入れられないとの声も聞かれます。そもそも阿部サダヲ主演というのが地味すぎです」
次週からは「Dr.倫太郎」(日本テレビ系)が同時間帯に放送されるため、いまや国民的俳優となっている堺雅人と直接対決することになる。
「阿部は人気ドラマ『JIN-仁完結編』(TBS系)の裏で放送されていた『マルモのおきて』(フジテレビ系)に主演し、視聴率的に健闘した実績がある。そのため今回もフジは阿部を起用し、話題作『Dr.倫太郎』から1週間早く放送するという先手を打った形ですが、期待したような結果には結びつかなかった。やはり『マルモ~』の時は、当時人気絶頂だった名子役・芦田愛菜&鈴木福の力が大きかったのでしょう。このままでは、多くの視聴者が『Dr.倫太郎』に流れ、視聴率がさらに下がるのではないかと、スタッフは戦々恐々としていますよ」(フジテレビ関係者)
次週以降、フジテレビにとってこの時間帯は“地獄絵図”となりそうだ。