歌舞伎役者の中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」。
日本が初めて五輪に参加した1912年のストックホルムから、1964年の東京五輪までを描いたドラマは、NHK朝ドラの「あまちゃん」(13年)でも知られる宮藤官九郎のオリジナル脚本で期待は高かったのだが…。
「1月6日に放送された初回の平均視聴率は、15.5%で歴代ワースト3位。第2話目はさらに3.5ポイントダウンして、スタートダッシュに失敗しました」(テレビ誌記者)
主演の脇を固めるキャストは、役所広司、竹野内豊、星野源、小泉今日子、綾瀬はるか、橋本愛ら豪華なラインナップだが、今のところ数字には結びついていないようだ。それどころか、NHKには、視聴者から早くも苦情が寄せられているという。
「物語は2つの時代が切り替わりながら進行していき、さらに幼少期から大人になるまでのスピード感も早く、わかりづらいという声が多いんです。特に年配層は理解するのが難しく、視聴者離れが進んでいるようで…」(NHK関係者)
まだ始まったばかりなので、大幅な軌道修正は検討していないようだが、このままでは、制作サイドが頭を悩ます日々は続きそうだ。