女性ファッション誌「25ans」(ヴァンサンカン)の表紙カバーガールが、杏からモデルの水原希子にバトンタッチすることになった。数多くのCMに出演し、実写版「進撃の巨人」ではアクション映画に初挑戦する彼女が、米韓ハーフだということはご存じだろうか。
ミドルネームの“オードリー”は、父親が好きだったオードリー・ヘップバーンにあやかって名づけられたもの。『しゃべくり007』に出演した時は、芸人たちから仕向けられて「生まれはテキサス!」とポーズを決め、客席から「可愛い!」の歓声が飛んだこともある。
そんな水原は身長が169センチしかなく、あまりハーフっぽくないところもモデルとして女性に支持される理由の一つかもしれない。芸能界にはほかにもハーフやクォーターは珍しくないが、ハーフであることを意外に知られていないタレントは少なくないようだ。ベテランの芸能ライターが語る。
「若い子は、宮沢りえがハーフだということを知らないようですね。しかも、歴史に残る大ヒットとなった写真集を出したことも知られていないようです。男性タレントだと羽賀研二でしょうか。子供の頃の写真を見るとクリッとした金髪で、白人の子供にしか見えないほどです」
最近話題のハーフタレントは、トリンドル玲奈やダレノガレ明美など、名前も見た目ももろにハーフというケースが多い。少し上の世代だとベッキーあたりが該当しそうだ。それに対して純日本的な名前だとハーフに思われていないケースも少なくない。
「モデルだと長谷川潤や市川紗椰がそうですね。森英恵の孫としても知られる森泉は母親がイタリア系アメリカ人です。意外なところでは物真似メイクで人気のざわちん。彼女は元AKB48の秋元才加と同じで、母親がフィリピン人です。あと沢尻エリカは“エリカ”という名前が日本風なのでピンときませんが、母親がアルジェリア系フランス人なんです。サッカーの元フランス代表・ジダンと同じですね」(前出・芸能ライター)
その一方で、外国人だと思っていたら実はハーフだった、もしくはまったくハーフではなかったいうケースもある。
アンジェラ・アキは日本語ペラペラのアメリカ人だと思われがちだが、父親は日本人でなんと“英会話のイーオン”の社長だ。「くーっ!」でおなじみの川平慈英は母親がアメリカ人で、父親はNHKの元アナウンサーだったとか。しゃべりが得意なのも納得である。
また、中村アンや広瀬アリスはハーフやクォーターだと勘違いされがちだが、両親ともに純日本人。最近離婚したスザンヌも本名は山本紗衣で、バリバリの日本人である。秋田美人の加藤夏希もバタくさい顔立ちだが、実は秋田では名家の血筋だとか。いずれにせよ美人は美人。血筋よりも美しい表情のほうを先に覚えてしまうのは間違いない。