4月9日からテレビドラマ「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)がスタートした。本作の主演を務めるのが、昨年、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で大ブレイクした斎藤工である。彼は現在、アラサー女子が選ぶ抱かれたい男第1位(女子SPA!調べ)に選ばれるほどの人気を獲得しているが、新ドラマは「昼顔」のようなヒットは難しいとテレビ誌ライターは語る。
「ドラマでは医者同士が恋に落ちることをタブーとして描こうとしていますが、世間は別に医者の恋愛が禁断な事だとは思っていない。そのため『命を救う人間が、恋に落ちてはいけませんか』と繰り返されるフレーズに、違和感を覚える視聴者が多いのです。またドラマ内では斎藤が相合傘や、高い位置の本を取ってあげるなど、一昔前の少女漫画的シーンが満載。イケメンがこうすれば、女性視聴者は喜ぶだろうという制作者の安易な思惑が透けてみえます」
また、このドラマで話題となっているのが、斎藤の執拗な触診シーンだという。
「『昼顔』は既婚者の恋という題材を扱いながらも、下世話過ぎない絶妙なバランスが女性にウケてヒットしました。しかし本作はリアリティを無視し、いかに斎藤をセクシーに魅せるかというPVのような作りになっている。オープニングにも、性的なイメージを植え付けるように斎藤が女性を触診する映像を流すなど、あざとさが目立ちます。これでは一部の熱狂的な斎藤ファンしかついてこれないでしょう。さらに、触診だけでなく内容も医療や大学病院に対する偏見が多いため、ドラマを見た医者は“おかしなイメージを付けられたら困る!”と不快感を示しているといいます」(前出・テレビ誌ライター)
そんな「医師たちの恋愛事情」の初回視聴率は10.3%と厳しい出だしとなった。今回、フジは「昼顔」の二匹目のドジョウを狙ったのだろうが、そう簡単にいかなかったようだ。