芸能

斎藤工「なにをやっても同じ演技」に“キムタク化”を懸念する声 

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 今や女性たちの“胸キュン俳優”として君臨している斎藤工。01年にデビューして以来、昨年はドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)でブレイク。現在放送中の「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)でも主演を務めている。

 だが、期待された視聴率は初回こそかろうじて10%を超えたものの、その後は8%台を横這い。局内では失望感が漂っているという。その上、「どの演技をしていても斎藤工のイメージのまま。これでは『何を演じてもキムタク』と一緒」との不名誉な声まで上がっているのだ。これについてテレビ評論家はこう話す。

「フジとしては、アメリカで高視聴率を叩き出し、日本でも人気の『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』のような恋愛中心の医療ドラマ路線を狙ったのでしょうが、失敗でしたね。『医師たち──』は、医療現場の問題にしても恋愛にしても、中途半端感は否めません。しかも、ストーリーがのろのろしていて、同じようなシーンが多いので退屈です」

 さらに、芸能ジャーナリストも斎藤を擁護する。

「結局、斎藤人気ありきでドラマ作りに走ったことが敗因でしょう。恋に臆病な年上女性に恋をする若手医師の役どころで、斎藤の魅力を出そうとしたんでしょうが、物語そのものが面白くない。これで斎藤の評価が下がるのは、あまりにも気の毒です」

 役者人生14年目にしてブレイクした遅咲きの斎藤は、自らを「男壇蜜」と表現し、お色気担当だと謙虚に語っているが、本来はコメディからシリアスなものまでこなせる演技力がある。制作サイドには、もっと斎藤の魅力を掘り起こしてほしいものだ。

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