今や視聴率女王の米倉涼子が「失敗してしまった」のが、2007年放送の「肩越しの恋人」(TBS系)。
同名人気長編恋愛小説を原作としたドラマであったが、深田恭子が自分のバストの大きさに悩む裏番組の「山おんな壁おんな」(フジテレビ系)であったことも災いし、“空気”と化してしまった。
「放送期間中に『世界陸上選手権』が重なったために1話中断を余儀なくされましたが、休止したぶんが補填されることもなく翌週、最終回を迎えるという局からも愛されていない悲哀が漂いました」(テレビ誌記者)
当時の米倉のヒット作「交渉人」(テレビ朝日系)も、話題になったのは服を脱ぐシーン。2008年のミュージカル「CHICAGO」でも、初日公演を報じたほとんどのメディアが“ハイレグ側転”の写真をデカデカと報じた。
「彼女の位置づけは『オヤジ週刊誌』的なところで、女優と思われていないところがありましたね。主戦場をテレビ朝日に移してからヒット作にめぐまれて本当によかったです」(前出・テレビ誌記者)
TBSでは彼女のポテンシャルを活かしきれなかったようだ。