平均視聴率5.0%でバンザ~イ…なしよ、となったのがトータス松本主演で2002年に放送された「ギンザの恋」(日本テレビ系)。
テレビ誌記者が、“ガッツも起きない”その爆死ぶりを振り返る。
「当初、10話の予定が3話もカットされました。最高視聴率は初回の8.0%で、その後はどんどん降下。終盤に出演予定だった平山あやは出番なしという笑い話付きでした」
ほぼ1カ月も穴埋めを必要としたケースも珍しいが、
「当時は、『ビューティフルライフ』(TBS系)の西川貴教など、ミュージシャンがバイト感覚でドラマに出演するのが流行っていたが、そんなに甘くはないんだよという戒めになりました」(前出・テレビ誌記者)
余談ではあるが、ドラマでは実際に銀座にある店舗を紹介したり、視聴者ハガキの紹介など斬新な試みもあった。また、主題歌をはじめ、海外の音源をふんだんにBGMとして使用しているため、権利関係が複雑で、再放送やDVD化といった2次使用が困難だったとも言われている。
もっとも、それ以前に誰も望んでいないことを数字が示しているのだった。