大河ドラマ「花燃ゆ」が4月12日の放送で視聴率9.8%を記録、初の1ケタ台となり大きな波紋を呼んでいる。
「統一地方選挙開票速報のため、通常よりも早く放送された影響もありますが、“イケメン大河”と銘打って、人気俳優を起用してこの低迷ぶり。記者会見で視聴率について問われた主演の井上真央は、『いろいろな問題がありますが、主演である以上、私の力不足ですとしか言えない』と語っています。この発言に対して、井上は一生懸命に演技しているのに彼女に責任を押し付けるのかと、視聴者から怒りのメールがNHKに殺到しています」(テレビ関係者)
さらに、井上バッシング自体を何か意図的なものとして批判する意見も多い。
「演者たちへの過剰なバッシングに対して、制作体制に関する問題点を突きつける声もあります。安倍首相のお膝元である山口県を舞台にしたこのドラマは、もともと首相の肝いり企画と言われ、準備期間も充分に取らないまま撮影に突入した経緯があります。放送を早めるために、シナリオ作りを急がさなければならず、主役の選び方、キャラクター設定などにも時間をかけられなかった。そこにもってきてこの低視聴率。安倍政権に批判的なマスコミが、この機会を逃すはずがありません」(夕刊誌記者)
そのとばっちりを食らってしまった井上こそ、いい迷惑に違いない。
「松陰が死に、今後は幕末の動乱の中で、高杉晋作や坂本龍馬が活躍する場面展開になる。まだまだここから盛り返すチャンスはあります」(テレビ誌記者)
謝罪した井上への同情票で視聴率回復となるか?