とうとう主演女優、井上真央の公開謝罪にまで発展したNHK大河「花燃ゆ」の苦戦。吉田松陰の死とともに幕末の動乱へと物語が進むにつれ、若干、明るい兆しも出てきた。
第15話で一桁に落ち込み絶望視された視聴率が、翌週は二桁に回復。第一部の最終話となる第17話では、12.6%と5週ぶりの12%超えを果たし、井上の「謝罪効果」が出たかっこうだ。しかし、それが逆にNHKを焦らせているようで、
「井上が『主演の私の責任』と公の場で謝罪したことを受け、一部マスコミが『主演女優に責任を押しつけるとは何事か』と批判したところ、NHKから猛抗議を受けたそうです。“公開謝罪”については、視聴者からも批判が殺到しており、そうした世論を受けての報道だったのでしょうが、NHKとしては視聴者に反撃するわけにはいかないので、マスコミに八つ当たりするしかなかったのでしょう」(スポーツ紙記者)
せっかく追い風が吹き始めただけに、NHKとしてはマスコミを敵に回すより上手に手を組んだほうが賢明だったのでは。