しかし、その一方で永田町では、橋下─石原のタッグを静観する政党がほとんどだ。 政治部デスクが言う。
「今のところ、橋下氏自身が国政に進出することも、維新の会が全国に候補者を擁立することもありえない。さらに、選挙前に石原氏と連携を組むこともない。橋下氏自身も妙な色が付くのは迷惑と捉えています。あくまで、おのおののブランドで選挙を戦い、選挙に連携を組むことになる。石原氏とはすでにそういう話がついている」
つまり、「橋下─石原連合」のシナリオは、すでに出来上がっているというのである。
今のところ、橋下維新に対して秋波を送っている筆頭格は、“一卵性双生児”を自称する渡辺喜美代表率いる「みんなの党」だろう。
「渡辺氏は大阪市長選の時から模様眺めが続く橋下陣営にいち早く援護射撃を表明。国政では、民主、自民の2大政党に挟まれ存在感が薄いだけに、橋下維新との協調路線が生命線と言ってもいい。しかも、渡辺氏の父親、故渡辺美智雄氏と石原氏は、かつての『青嵐会』の同志です。ただ、国家観などでは、石原氏らとは微妙な違いがある。橋下氏を媒介して連携を模索するでしょう」(前出・政治部デスク)
さらに、ここにきて橋下─石原のタッグに食い込もうとしているのが、愛知県の大村秀章知事だ。
「大村知事は次期衆院選で独自候補擁立を宣言。1月31日には、国会内で『大村秀章を囲む会』を開いた。
当初、閑古鳥が鳴くかと思いきや、超党派で21人もの衆参議員が集結。意外な求心力に注目が集まっている。しかも大村知事は、石原、橋下との『三大都市圏連合』を提唱。両者とも連携する意向を明らかにしています」(前出・政治部記者)
さらに、愛知といえば、あの名古屋市の河村たかし市長がいるが‥‥。
行政担当記者が語る。
「河村氏といえば、“市民税10%の恒久削減”などを柱とする『減税日本』の代表も務める。減税を前面に打ち出した政策が否決されると、リコールを呼びかけるなど、地元の有力者からはことごとく評判が悪い。かつては、蜜月だった大村知事とも袂を分かち、記者会見では握手を拒否する一幕も。橋下市長からもツイッターで『今の段階で増税か減税かを政治家が意見表明するのはナンセンス』と酷評されるなど、孤立を深めています」
河村市長率いる「減税日本」は次期衆院選に独自候補擁立を決めているが、橋下─石原連合との合体は望めなさそうである。
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