第7回となるAKB48総選挙は、HKT48・指原莉乃のトップ奪還で終わった。今回、センター争いとは別に注目を集めたのが、名古屋を拠点とすSKE48勢の台頭だ。上位80位にAKB勢の23人を上回る26人を送り込み、堂々、「第一党」にのし上がったのだ。その裏には、48グループの悲願「アイドル界の全国制覇」があるという。
「ここ数年、NHKの『あまちゃん』ブームも手伝い、各地にご当地アイドルが誕生し、いまや飽和状態と言われます。その状況を苦々しく思っていたのが、何を隠そう48グループなんです」(アイドル誌ライター)
もともと各地にAKB48のフォーマットを定着させ、大手フランチャイズチェーンのごとく日本制覇を狙っていた48グループ。しかし、進出先にはご当地アイドルがすでにいて、地元マスコミなどは下手をすれば同列扱いとすることも。
「48グループはかねてから、その辺りにナーバスになっていました。もうこれ以上、ご当地アイドルに市場を荒らされたくないのが本音。SKEは08年に初めて誕生した姉妹グループで、全国制覇の切り込み隊長のようなもの。そのSKEが総選挙で台頭してきたのは大きい。それだけファンの支持が固まってきた証拠。全国制覇計画に弾みがつくのは間違いない」(前出・アイドル誌ライター)
この一年で、48グループの全国制圧計画が着々と進みそうだ。