元モーニング娘。の加護亜依がDV被害を受け、夫の加護陽彦容疑者(旧姓・安藤)が逮捕された事件。あまりに悲惨な加護の現状に同情の声も集まるなか、この事件をきっかけに離婚が確定すれば、アイドル活動を再開できるのではという期待の声も出てきている。
加護は2013年にアイドルユニットの「ガールズビート!!」を結成。2014年7月に1stシングル、そして9月には2ndシングルと立て続けにリリースし、まさにアイドル活動を本格化させようとしていた。当時のライブを観たアイドル誌のライターは興奮気味にその模様を振り返る。
「25歳の加護はアイドルとしてはBBA(ババア)の年齢。さほど期待していなかったのですが、いざライブが始まると歌声には張りがあるしダンスはキレキレだし、他のメンバーとの力量差は明らかでしたね。会場でもみんな『加護ちゃんすげえ!』って驚いてましたよ。トークも上手く、その半端ないオーラと存在感は圧倒的でした」
2014年9月14日には、芸人の小籔千豊が主催するフェス「コヤブソニック2014」にシークレットアーティストとして出演。ステージ上で小籔から、「ボクが人生で一番めっちゃ可愛いなと思った人が加護ちゃんでございます」と絶賛されるなど、ここから急上昇という機運を見せていたのである。
そんな矢先の同年10月、夫が出資法違反容疑で逮捕され、アイドル活動を自粛。新メンバーの募集や、新曲歌詞のファン投票も次々と中止され、ガールズビート!!は開店休業状態に。公式サイトも昨年10月から更新が止まっており、寂しい状態をさらしている。
だが今度こそ、夫とキッパリ別れることができれば、アイドル活動にも復帰できるのではないだろうか。前出のライターは、加護のこんな姿を教えてくれた。
「ライブの後、出演していたタレントたちが握手会を始めたんです。そのなかにガールズビート!!もいたんですが、元モー娘。の加護ちゃんが普通にそこに立っていて、話しかけたり握手できるのは実に不思議な光景でした。加護ちゃんはピンと背筋を伸ばして笑顔を絶やさず、“昔の名前で売ってます”的な態度もまったくなく、実に謙虚な姿勢で好感が持てましたね」
ガールズビート!!の2ndシングルのタイトルは「まだ、やれる」。そう、加護ちゃんはまだ、やれるはずである。